今年1月からニュージーランドのCambridge High Schoolに留学中の西野華乃さん。 ニュージーランドでの学校生活や勉強の様子をレポートしてくれました!

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コロナウイルスの蔓延でロックダウンしてから約4週間が経ちました。始めは折角の留学の最中なのにコロナを恨めしく思いましたが、今では良い経験になったと思っています。それは、今回のロックダウンが留学やニュージーランドという国について、もう一度深く考える機会になったからです。今回のレポートでは、三つの気付きについて触れたいと思います。

まず、ニュージーランドは政治のしっかりした国だということです。もちろん、日本とは国民の数や地理条件は全く違いますが、同じ島国でありながら、感染者がとても少ない中での海外便の廃止や、ロックダウンなどの対策がすぐに行われ、今ではほとんど新たな感染者がいない状況です。ロックダウンが宣告された日も、生徒がたくさん集まって大統領の話を聞いていて、政治が自分たちの生活に関わるものだという意識が若いうちからあるのだと驚きました。また、ロックダウンに入ってからは、人との距離を2メートル空けるという決まりを守り、感染防止に国民が一丸となって協力する姿がとても素敵だと思いました。このように人々と政治が共存している環境で学べるのはとても幸せなことだと思いますし、日本の政治を考え直すきっかけにもなりました。

そして、二つ目は環境に合わせて楽しみを生み出すことができるということです。ロックダウンの最中、テディベアを窓辺に置いて散歩する人を楽しませたり、コロナの状況を考慮してイースターバニーが国に必要不可欠の仕事だと宣言したりするなど、緊急時にも明るい気持ちを忘れないような気遣いができる国だということに感動しました。私も彼らの姿勢を見習い、日本食をホストファミリーに振る舞いました。普段の生活が送れない今だからこその行動を大事にしたいと思います。

最後は、私を心配してくれるような友達を作れていたということです。私は友達との関係性に自信を持てていなかったので、ロックダウンに心配して連絡してくれるような友達ができていたことに正直驚きました。そして私の人付き合いにおける自信の無さは自ら友達を遠ざけているかもしれないと考えるようになりました。相手の態度は自分の鏡だということを忘れず、よそよそしく感じたらまずは自分の行動を見直し、積極的に臆さず話かけていきたいです。

イースターのプレゼント

Kerry Tarlton水族館

ミュージカルのリハーサル

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誰も経験したことがないようなロックダウン期間をニュージーランドで過ごすことになった華乃さん。

大変なことも沢山あったと思いますが、その経験から多くの学びと気づきを得たそうです。

次回は日常生活が戻ったニュージーランドからのレポートだといいですね。楽しみにしています!