こんにちは。
メルボルンオフィスの武本です。
ぞくぞくと大学合格の嬉しい報告が届き、オフィスで大喜びしている今日この頃です。

先日、Yちゃんがオフィスに会いに来てくれました。
帰国受験も第一志望に合格し無事終わり、すっかり緊張も解け、より大人っぽく感じました。

Yちゃんがこちらの学校に通い始めたころの話です。当初はどの留学生もそうですが、とても心細いので、日本人同士でランチを食べたりが自然なのですが、Yちゃんは日本の留学カウンセラーからアドバイスを受けたという教訓をもとに、はじめから、寂しくても現地の生徒と仲良くなるように心がけていたそうで、日本人の中には入らないようにしていたそうです。
私は直接のアドバイザーではないので時々電話する程度でしたが、いつも電話では蚊の鳴くような小さな声で、ホームシックで泣いてしまったりするような学生さんでした。

Yちゃんと一緒にオフィスでランチを食べながら、今までのことを振り返って話しました。
自分は日本の家族に恵まれて育ったので、留学で他人の中で暮らすことがこんなに大変で寂しいものかと思ったと言っていました。

そういえば、年に一度行われる日本での保護者会で保護者のかたにお会いすることもありました。成績優秀で授業態度も良いことを伝えると、それよりも実際のところはどうなのか、ホストとうまくいっているのか・・・と身を乗り出して心配されていました。
保護者と同じくらいの愛情を持ってホストが学生に接するのはなかなか難しいことですが、かわいいわが子を15、6歳で手放す親からしたら、それがとても心配なんです。私も子を持つ親なのでよくわかります。
Yちゃんに、BFでもできたら大変ね!と言うと、「本当にそうです。いえないです。」って言っていました。

将来は翻訳家になりたいと言っているYちゃん。これからの成長がよりいっそう楽しみです。

この仕事を通じて、たくさんの学生さんの、子供から大人への過渡期を見せていただいています。
またひとり、ふたりと学生さんの成長を見ながら、一緒に笑ったり泣いたりしたいと思います。