こんにちは、オーストラリア・メルボルンの黒谷です。
今年も残り少なくなり、ICCの高校留学中の生徒さんもほぼ日本に一時帰国しました。

日本を離れて殆どの生徒さんが約1年ぶりの帰国。
ご両親に会うのが照れくさいような、嬉しいようなかんじのようです。気持ちを言葉に出来ないまま、空港に迎えに来てくださった家族の顔をみて、「ワーっと泣き出しちゃいました」と久しぶりの帰国の様子をこっそり教えてくれた生徒さんもいました。年末年始のこの時期は日本の食べ物が格別に美味しい季節です。休み明け生徒さんたちが現地に戻るのは、1月末くらいからですが、「1月末が永遠に来なければいいのに」と願う生徒さんも多いようです。

さて、日本とオーストラリアは北半球と南半球はご存知の通り季節も反対ですから、メルボルンは真夏のクリスマスです。
でも他民族国のオーストラリアでは、クリスマスの祝い方は家族単位で大きく違うようです。気温に関わらず、ローストターキーと熱々のクリスマスプディングに拘り続ける伝統を重んじる家族もまだまだ多いようですが、圧倒的に多いのは、クリスマスランチからディナーにかけて、とにかくダラダラと食べ続けます。そのテーブルに並ぶのは、もちろんターキーからシーフード、数種類のスイーツ、そして風変わりなお寿司にオージースタイルBBQと何から何まで勢揃いというのがごく普通になってきています。

そして、シティーまで足をわざわざ伸ばさなくても、ご近所のクリスマスのライトアップがどこも本当に素敵です。毎年、クリスマスデコレーション・ナショナル・コンペティションで賞をもらったりTVの取材を受けるような、一年に一度のクリスマスのためにデコレーションに命を懸けるフリーク人口もとても多いのです。

高校留学でこちらに来る生徒さんは多くても3回しか、真夏のクリスマスを体験するチャンスはないのです。お母さんの美味しいご飯を早く食べたい気持ちはよく分かりますが(笑)、日本では味わえないごちゃ混ぜのクリスマス料理やライトアップも、是非体験して欲しいことの一つです。

写真は、特に気合いが入っているご家庭のお庭を飾るクリスマスデコレーション。
今回私が訪れた大規模なデコレーションをしているご家庭は、見物代として募金を募り、集まったお金を地域の病院や施設に寄付するというように、チャリティの一環としてデコレーションをしているところもあります。日本ではなかなか見られない光景かもしれませんね。

ちなみに今年の夏は最高気温が50度くらいになるとの恐ろしい予測も出ていますが、クリスマスの日は23度程度の予想が出ています、ホッ!!!